『新説幕末明治維新』

筆者の研究と創作を交えた新説で幕末・維新を書いてみます。新しい<読み物>として捉えて頂ければ幸いです

あくまでも【創作】として書いていきます。たくさんの歴史愛好家さん達と、それぞれの歴史観を共有できるような場所になればいいなと思っています

※※※※※記事に使う画像は、ネット上から無断で使わせて頂こうと思います。宜しくお願いします(ルール上問題ないのかな・・・汗)※※※※※

『東京裁判と戦後日本』

【東京裁判と戦後日本】
みなさんこんにちは。今回で最終回と言いましたが、予定変更であと2回となりそうですw


<東京裁判とその後>
1946年(昭和21年)から極東国際軍事裁判所に於いて行われた裁判。戦争犯罪(A)、平和に対する罪(B)、人道に反する罪(C)などで裁判が行われた。多くの戦争指導者が絞首刑や禁固刑を受ける。何故か海軍軍令部総長は罪を逃れました。


やはり、海軍はアメリカ軍と司法取引を行っていたようですね。海軍大臣や軍令部総長が無罪となっています。一方陸軍側は悉く罪に問われています。裁判は公平に行われなければなりません。しかし資本主義の国では勝った方が全ての権利を握ります。経済であれば、お金を持つものが勝者で、持たないものは敗者であるということになってしまう。


そもそも、戦争は国際法に於いて認められている権利です。自衛を目的とする戦争であればそれは当然の権利でしょう。ですから、先制攻撃をさせる必要があったわけです。現在の法律で表現するならば、正当防衛に該当します。


石油の輸入をABCD包囲網に止められた日本。粘り強く交渉を重ねようと試みますが、一切無視され続けました。せめて石油の備蓄があるうちに真珠湾のアメリカ艦隊を攻撃し、緒戦の優勢を作ろうとしました。完全な自衛戦争ですね。しかも、アメリカ側は真珠湾への攻撃を事前に知っていました。そして、戦争を起こした罪を、一方的に東条英機首相に被せたのです。



裁判に参加したパール判事の言葉を読んでみると、如何にこの裁判が不当なものであったかを知ることができます。


東京裁判、そして日本国憲法制定自衛隊の前身である警察予備隊の設立。それを以ってGHQは日本を離れるのですが、前回の記事に書いたとおり、総責任者であったダグラス・マッカーサー氏が帰国後、アメリカ下院に於いて、正式にアメリカの責任について言及した報告書を提出しています。


GHQマッカーサーと吉田茂との密約について、いよいよ次回の記事で書いていこうと思います。これは日本人にとって非常に重要な密約です。お楽しみに(笑)


<終戦で日本が失った主なもの>


①天皇制
②財閥
③皇族・華族
④経済の自主権
金本位制(これは非常に重要な損失です)
日本人の尊厳・誇り


戦後、日本はなぜ他のアジア諸国同様植民地とされなかったのでしょうか?不思議に思いませんでしたか?結局沖縄が獲得できれば良かったということになりませんか?


終戦から僅か数年で驚異的な復興を遂げた日本。


1964年(昭和39年)第一回東京オリンピックを開催するまでに至ります。その後、高度経済成長を迎え、世界第二位の経済大国へと成長をしていくことになるのです。


ってことなんで~、いよいよ次回で最終回となりそうです。最後までよろしくです(笑)

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