『ABCD包囲網』
【ABCD資源輸出規制】
みなさんこんにちは。今日はABCD包囲網について簡単に説明をしてみようと思います。
<資源輸出規制>
A(アメリカ)・B(イギリス)・C(中国)・D(オランダ)に因る石油の輸出規制の事を指す。画像を見るとはっきりわかると思いますが、完全に日本を孤立させる政策です。
次の記事で書く予定ですが、日本は真珠湾攻撃によりアメリカとの開戦に至ったと教科書で教えられます。しかし、石油資源がない日本にとって、石油の輸入を止められるという状況は、国際法上諸外国から宣戦布告を受けた状態であると言えます。
ですから、戦争を始めた責任は正式にはアメリカ側にあるのです。戦後の東京裁判で、開戦の責任は全て日本側に押し付けられました。では、なぜこのような包囲網を敷かれてしまったのか。それは、満州国の建国と国際連盟脱退が大きな理由と言えます。加えて、最大の理由は金本位制の継続を断固として譲らなかった点が挙げられます。
これもあとの記事で書くつもりですが、アメリカはソ連(ロシア)と中国の利権を巡って冷戦を始めていた時期でした。それはソ連側から見ても同じです。要するに、資源が豊富で、かつ広大な領土を持つ中国を巡る利権争いを両国が行っていたわけです。
そこへ、民族差別撤廃とアジア共栄圏を唱える日本が割って入ってきたという訳です。それはそれは邪魔だったことでしょう。中国がそのことを理解をする能力を備えていたら、連携して白人支配と戦うことができていたはずです。しかし残念ながらそうではなかった・・
植民地政策を採用していた国々からしてみれば、正論でぶつかってくる日本が、とにかく邪魔であったことはすぐに理解できると思います。その日本を叩くには、資源(ガソリン)を止めてしまえば良い。という理由です。
全く背景は異なりますが、現在北朝鮮が核兵器製造の罪で国際社会から孤立し、経済制裁を受けている状態と酷似しています。恐らく国民は、食料を始め、生活必需品すら不足して生活が困窮している状態でしょう。
一体、人類は何度同じ事を繰り返せば気がつくのでしょうか・・・戦争で、そして暴力で世界を平和に導くことは絶対に不可能です。助け合い、分かち合い、理解しあうことでしかそれは実現できないことに一日も早く気がつくことしかないのではないでしょうか・・・
ってことなんで~、次回から具体的な内容について触れていくことにしまうまっ(笑)